小春日和

※※※※



昨日は3.11東日本大震災以降初めて仙台の本屋に行きました。

最初はパッと見でお店全体が真っ暗でやっぱりやってないかーなんて思ったんだけど、お客さんの要望でむしろ朝9時から深夜1時まで営業するそう。

ちなみにあゆみBOOKS仙台青葉通り店です。お暇な方、本を求める方は是非。



で、案の定というか平台には大震災の特集本がぎっしり。やはり手に取る人が少なくなかったように思います。

あらためて写真でその惨状を見返すと感じ入るものが凄まじかったです。荒廃と不安とが錯綜しているのが手に取るようで、今思えば自分はとんでもない体験をしてしまったと思う。

二度と経験したくないですね。月並みですが平和を祈ります。



-で、そんな中見つけたのが

ハーバードの人生を変える授業

ハーバードの人生を変える授業

これ、見た目が最近妙に流行のマイケル・サンデル著『これからの「正義」の話をしよう』*1を意識していて面白い。ハーバード、というキーワードといい意識している事は間違いない。そういう商法なのかな?

授業とは書いてあるけれどズラズラと偉そうに文章が並んでいるなんてことはなくて、どちらかというと名言集とかそんな感じ。

全部で52の章からなっていて、一つにつき見開き1ページ前後の適度な分量で自分を変えるためのアドバイスが載っている。それぞれが比較的シンプルで、習慣化する、解釈を変える、決断をするみたいな感じ。

まだ全部に目を通してはいないのだけれど、それでも平坦な文章で成長への道程を一つ一つレコードしていきながら学んでいくスタイルで非常にとっつきやすいと思います。



現在僕は就職・進学の岐路にいて*2、自堕落な自分をしっかり御したいと思っているので(僕には継続力や持続力が決定的に足りない)こういう手取り足取り導いてくれるタイプは非常にありがたいです。

筆者のタル・ベン・シャハーは心理学博士で、普段は「ポジティブ心理学」「リーダーシップ心理学」という講義名で授業をしているそう。

日本でそうした自己啓発的な授業がどの程度行われているかは知りませんが、教養課程においてこうしたある種実学的な授業を受けられなかったことは非常に悔しいと思います。教養で印象に残っている授業って、「理系のための法律入門」位かもしれない。

*1:かく言う僕も流行に乗って読んでみた。引き合いに出される事例が面白く、なかなかタメになったと思う。

*2:今四月だぞ、いまさらかい、と思うかもしれませんがその辺りの事情はまた別の機会に記します